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湘南彫金工房
コラム

更新日:2023年8月1日

シルバー(銀)について

シルバーについて

当店でも人気のある手作りシルバーペアリング、手作りシルバーバングルは銀の地金を使用しています。銀はその特性により変色や黒ずみなどが起こってきます。銀の性質を知ってお手入れを行っていただければ手作りしていただいたペアリングやペアバングルなどをいつまでも綺麗にお使いいただくことが可能です。

銀(シルバー)とは

銀は原子番号47の元素で元素記号は Ag。貴金属の一種です。

室温における電気伝導率と熱伝導率、可視光線の反射率は、いずれも金属中で最大です。

とても柔らかい為に延性に富み1グラムの銀は約2200mの線に伸ばすことができます。

貴金属の中では比較的化学変化が起こりやすく、空気中に硫黄化合物(自動車の排ガスや温泉地の硫化水素など)が含まれていると、表面に硫化物が生成して黒ずんできます。

古くから支配階級や富裕階級に食器材料として用いられてきた理由の一つは、硫黄化合物やヒ素化合物などの毒を混入された場合に、化学変化による変色でいち早く異変を察知できる性質からと言われています。

銀イオンはバクテリアなどに対して強い殺菌力を示すため、現在では広く抗菌剤としても使用されています。

 

銀(シルバー)の変色とは

銀の茶色くなってしまった状態は「硫化」といいます。空気中の硫化水素と化合して表面に硫化銀の皮膜を作ってしまうことです。 この皮膜が厚くなるにつれ、黄色、茶色、黒色と変化するため、変色が起こってしまうのです。

空気中の硫化水素って何だろう・・とお思いの方も多いのではないでしょうか。温泉などの硫黄がわかりやすいですよね。それが空気中を漂っていて、銀に付着し変色を促してしまいます。車の排気ガスにも多く含まれています。

また、お手入れを行わずに汗や皮脂などが付着したまま放置してしまうと銀の硫化を速めてしまいます。ペアリングやペアバングルをご使用いただいた後は乾いた布などでよく拭いて下さい。

また濡れた状態で放置してしまうと茶色く変色しますのでお気をつけください。

この場合も乾いた布などでよく拭いて下さい。

変色してしまったら

変色してしまったペアリング、ペアバングルは市販のシルバークロス(研磨剤の入った専用のクロス)で磨いていただくと徐々に元の銀の表面へと光ってきますが、変色したまま放置してしまうと硫化被膜が厚くなってしまい変色が元に戻りません。

そんな時は新品仕上げをお勧めいたします。

手作りしていただいたシルバーペアリング、シルバーペアバングルをお預かりしてスタッフが磨き直しや歪み直しを行います。

指輪をお預かりして約7日-10日のお時間をいただいています。

料金は1本¥1,100となります。(コーティングは別料金です)

ご希望の際はこちらより連絡下さい。

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